アメリカのちょい飲み文化?「ナショナルデーハッピーアワーデー(11月12日)」とは


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平日夕方、居酒屋やバーでの『ハッピーアワー』や『ちょい飲み』は大人の楽しみですよね。通常ハッピーアワーとは、平日の午後4時ごろから7時ごろまでドリンクが半額程度で提供されます。本記事ではそんなお酒を楽しむアメリカのイベント、『ナショナルハッピーアワーデー(11月12日)』を解説!

感謝祭(サンクスギビングデー)ブラックフライデー、クリスマス、ニューイヤーなどのイベントが数あるアメリカ。中でもハッピーアワーは平日だけのお楽しみ。この時間帯になると、レストランやバーは賑わい始めます。


|ハッピーアワーはこうして広まった

ナショナルハッピーアワーデーとは、毎年11月12日にアメリカやヨーロッパで祝われます。

この歴史は、1900年代初頭まで遡ります。当時のアメリカ海軍が、海上にいる間の娯楽時間帯を「ハッピーアワー」というスラングで呼んでいました。楽しみ方は映画やボクシング、レスリング、歌、ダンス、酒、タバコなどがあったとされています。この当時、ハッピーアワーとは飲酒を指すものではなかったのです。

1920年に禁酒法が施行されると、通常の飲食店ではアルコールを提供できなくなりました。そこで人々は、ディナーの前に“もぐり酒場”で飲酒するようになったため、その時間帯をハッピーアワーと呼ぶように。一般的に使われるようになったのは1960年頃からとされています。

今日、アメリカのバーやパブでは平日でもハッピーアワーを祝います。またヨーロッパではアルコール価格の規制があるため、2倍の量が提供される国もあります。


|日本のハッピーアワーとは?

ハッピーアワーは、近年日本でも多くの飲食店が取り入れているサービス。居酒屋や牛丼チェーン店などでは「ちょい飲み」とも言われています。また、残業時間削減で「フラリーマン(フラフラと寄り道をするサラリーマン)」が増加。帰宅する前の一杯を安く・美味しく・手軽に飲酒できるニーズが高まっているのです。


|アメリカ流・ナショナルハッピーアワーデーを楽しむ方法

祝い方はとても簡単です。あなたは、友人や同僚とお気に入りのレストランやバーへ行き、楽しく飲んで祝うだけ。酒が弱い人は、ハッピーアワー価格のおつまみやオードブル、ノンアルコールドリンクを注文できます。誰もが仲間と楽しく過ごせる時間帯が、ハッピーアワーなのです。

 

日本風に「ちょい飲み」するも良し。アメリカ風にバーで飲むも良し。今夜は誰かを誘って、素敵な夜を過ごしてみませんか。