【Apple】iOS 13にてダークモードを導入

appleiOS13のダークモード搭載( 出典: Fabio Mota on Shutterstock.com )

【Apple、iOS 13にダークモードを導入】

Appleは、iOS 13にダークモードを導入しました。昨年macOS Mojaveに導入されたのち、今回のWWDC(ワールドワイド デベロッパーズ カンファレンス)2019での発表となりました。

ステージ上では、マップ、メモ、カレンダー、音楽、メッセージなど、ダークモードで動作する人気のアプリを多数展示。また、新たにリリースするiPadOS 13にもダークモードが搭載されることを公表しました。

同社によると、ダークモードはすべてのOSネイティブアプリで利用可能であり、サードパーティーアプリの開発者が取り入れることもできるとのこと。

ユーザーがダークモードにするには、設定から時間設定ののち、ダークモードを自動オンにするだけ。「日没時」などユニークな設定も可能です。

Googleが「今年後半、Android Qにダークモードを搭載する」と発表しましたが、Appleの発表により、2019年に両社のメインOSにてダークモードが導入されることが示されました。またAndroidのダークモードはQのベータ版で既に利用可能。Googleは、新しいダークカラーを活用するために自社アプリの改善に取り組んでいます。

スマートで洗練されたデザインで、近年人気のダークモード。

眼精疲労の軽減については科学的に不確かなものの、有機発光ダイオード(OLEDまたは有機LED)画面を備えたデバイスにはより実用的なメリットがあります。

ダークカラーを取り入れることによりバッテリーの寿命が長持ちする、「バッテリー節約機能」です

 

【ダークモード:iPhoneのための新型フォルム】

新しい色彩設計のダークモードは、特に「暗い環境下」での優れた視聴体験を提供。また、サードパーティーのアプリ開発者も独自アプリに使用でき、日没や特定の時間に自動でオンになるよう設定することも可能です。

ダークモードの設定

(出典:: Denys Prykhodov on Shutterstock.com )

期待されるダークモードの主な機能・拡張機能
■美しい視覚的デザイン
新しく追加されるダークモードオプションは、iOSとアプリを美しいダークカラーで表示します。暗い環境に最適なモードのため、目に優しく、周囲の人の邪魔にもなりません。

■時間で設定
特定の時間や、日の出/日の入りに合わせてダークモードのオン・オフを切り替えられます。例えば夜に外出したり、就寝前にiPhoneを使用したりするときに便利です。個々のライフスタイルをさらに充実させてくれるでしょう。

■手動操作も可能
コントロールセンターの新しいボタンをタップするだけ!暗い部屋や映画館に入る時など、瞬時にオン・オフの切り替えが可能です。

■壁紙
ダークモード用に最適化された新しい壁紙は、明暗を切り替えると自動的に変更されます。

■システム統合
ダークモードは、組み込みアプリや設定からシステムレベルの表示に至るまで、iOS全体に美しく反映されます。

■お気に入りのアプリにも対応
APIを使用すると、サードパーティの開発者がアプリにダークモードを実装できます。

【iPhoneでiOS 13の導入が予想されるのはいつか】
   iOS 13のリリース日とβスケジュール

  • 6月3日:2019年のWWDCにて iOS 13のベータ版を初公開

  • 6月17日: 開発者向けに iOS 13ベータ2がリリース

  • 6月24日: テスター向けのiOS 13公式ベータ版発行

  • 7月3日:  iOS 13の開発者用ベータ3はいくつかの新機能と共にリリース

  • 7月8日: iOS 13の公式ベータ2のリリース日

  • 7月17日: セキュリティバグ修正のため開発者向けにiOS 13ベータ4をリリース

  • 7月29日: iOS 13ベータ5に、一連のバグを発見

  • 8月7日: iOS 13ベータ6が、UIを微調整して到着

  • 8月15日: iOS 13ベータ7が上陸し、リリース日を示唆

  • 8月21日: iOS 13ベータ8が到着し、バグ修正が完了

  • 8月27日: ベータ版のiOS 13に加え、iOS 13.1のベータ版が到着

  • 2019年9月上旬: iOS 13の最終段階ベータ版が完成

  • 2019年9月中旬: 2019年の新型iPhoneにiOS 13が登場

AppleによるとiOS 13の公式ベータ版は7月まで出ないと公表されていたものの、実際には6月24日にリリースされました。予定より早いスタートでしたが、2018年6月25日にも、iOS 12のベータ版を予定より早くリリースしていましたよね。

iOSの参照に基づいたiOS 13のタイムラインは次のとおりです。

  1. iOS 13開発者ベータ:iOS 13ベータ2は6月17日に利用可能となりましたが、有料のApple開発者に限定されていました。
  2. iOS 13公式ベータ:Appleの大規模な機能テストは6月24日に始まり、8段階をクリア。iOS 13がリリースされる前であるにも関わらず、想像を超えiOS 13.1のベータ版に届く好成績となりました。しかしiOS開発者ベータ版より洗練されているとはいえ、完成版より機能も荒く、テスター向けのダウンロードバージョンでした。
  3. iOS 13の最終段階:iOSの正式リリース1週間前に、開発者と公式ベータテスター向けに公開。この時点ではほぼ安定しており、ソフトウェアに適応するための調整期間として、アプリメーカーに1週間与えられます。
  4. iOS 13の公式発表日:9月10日のiPhoneリリースイベントの約1週間後。今の所私たちが「iPhone 11、iPhone 11 Max、iPhone 11R」と呼んでいるものが、ついに完成したiOS 13を実装して世に出ます。iOS 13の発売日として推測されるのは、過去の店舗発売日から鑑みるに9月10日から20日の間が有力ですが、噂では2019年9月23日ともいわれています。

 

【iOS 13互換性リスト】

  • iOS 13には、iPhone 6S以降、iPad Air 2以降、新しいiPad mini 4およびiPhone SEが必要です。
  • iOS 12までをサポートする古いデバイス(iPhone 5S、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2、mini 3)には搭載されません。
  • iOS 13との互換性には、過去4年間のiPhoneまたはiPadが必要です(デバイスのカテゴリによって異なります)。つまり、iPhone 6のような端末ではiOS 13は未対応になります。過去のデバイスをお持ちの場合は、iOS 12を使い続けることになります。これはもったいないことです。
  • iPhone 6S以降、iPad Air 2以降、新しいiPad mini 4以降、またはiPod touch第7世代が必要です。当然のことですが、新しいiPod Touch第7世代は、この中でiOS 13をサポートする唯一のデバイスです。
  • iPhone SEはiPhone 6時代の仕様ですが、iPhone 6Sの後に出てきたので少々カテゴリーが変わりますが、心配することはありません。この小さなiPhoneもiOS 13のサポート対象です。

 

誰もが自分のデバイスでiOS 13をアップデートし、ダークモードの滑らかかつ劇的な機能を体験することにワクワクしているでしょう。 まだアップデートしていない場合は、iPhoneを最新の状態にアップデートしておく価値があります。
これはもう、見事なマーケティング戦略なのです。あなたはそう思いませんか?